こんにちは、AYA(@ponvoyage)です。
[chat face=”6AYA5.png” name=”AYA” align=”left” border=”gray” bg=”none”] 2016年の終わりから半年間ほどかけて世界一周をしていました![/chat]
これから世界一周に行きたいと考えている方、たくさんいらっしゃるとおもいます。
とても楽しい旅だったのですが、旅を始めてから2ヶ月ほどたったころあるトラブルに遭いました。
それがかの有名な スキミング です!
クレジットカードやキャッシュカードの情報が盗まれ、悪用されてしまう恐ろしいやつ なんですよ、スキミングって…!
被害にあってからも旅を続けてはいましたが、クレジットカードを使うことやお金をおろすことが恐怖でしかなくなってしまいました…!
- 海外旅行がすき
- これから世界一周に行く
- スキミングという言葉を初めて知った
- スキミング対策が知りたい
このような方はぜひこれを読んでスキミング被害に遭わないよう気をつけてくださいね…!
スキミングっていったいなに?
冒頭でさくっと書きましたが、一応説明します。
スキミング(英語: Skimming)とは、カード犯罪で多く使われる手口の一つで、磁気ストライプカードに書き込まれている情報を抜き出し、全く同じ情報を持つクローンカードを複製する犯罪である。
海外旅行に行くときにクレジットカードや国際キャッシュカードを持っていく方が多いとおもいますが、ここにある通り クレジットカードの情報を盗まれ、勝手に使われてしまう という恐ろしい被害です!
クレジットカードの限度額が高いと、平気で 10万〜100万単位 で使われかねません!
[chat face=”unnamed-e1552800686618.png” name=”AYA” align=”left” border=”gray” bg=”none”] こ、こわすぎーっ!!! [/chat]
「自分には関係ない」と思っていたのに、実際にスキミング被害に遭いました
話には聞いていたし、おっそろし〜い…とは思っていたものの、スキミングなんて他人事だと思っていました。
たくさん被害に遭う人がいる中のひとりがわたしになるなんて、思ってもみなかったんです。
しかし!
世界一周に出発して2ヶ月ほどすぎたころに、海外キャッシングカードで現金を引き出して使っていたSony Bank Walletさんから「できるだけ早めにご連絡下さい」と緊急事態をにおわせる内容のメールが入っていて心がざわつきました。
カード会社からくる緊急の連絡なんて、まさか…?と。
すぐにソニーさんに電話をかけると、開口一番、こう言われました。
「お客様、今月の21日に、フロリダで現金を引き出そうとされましたか?」と。
身に覚えがなさすぎて、してませんしフロリダに行ってもいません。と答えると
「フロリダでカードが使われた履歴がございます」とのこと。
[chat face=”unnamed-e1552800686618.png” name=”AYA” align=”left” border=”gray” bg=”none”] …うわー、やっぱり…! [/chat]
その日は、わたしはコロンビアのカリという街に着いたばかりでした。
アメリカのフロリダはその旅で一度も訪れていなかったので、そこで使われたということは間違いなくスキミングされたのだとわかりました。
カードナンバーだけではなく、暗証番号 まで盗られているとのことで、そうなると状況的に相手側はわたしのカードを使い放題。
しかし!
幸いなことに、ソニーバンクさんの方で いきなり遠い場所で使われたため使用を拒否してくれた ので、あちら側は何もできなかったそうです…ほっ。
いつ・どこで・どうやってスキミングされたの?
さて、犯人はどうやってわたしのカード情報を、暗証番号まで手に入れたのでしょうか?
旅に出発したのが2016年12月30日。
スキミングが発覚したのが2017年2月中旬。
そこまで約2ヶ月半の期間があったのですが、その間わたしは怪しい人などとは一切接触した覚えはありません。
ATMはすべての国で数えきれないほど使っていたので、「いつ・どこで・どうやって」スキミングされたのかなどまったく見当もつきませんでした。
また、そういったことは、カード会社の方でも一切わからない そうです。
しかし、スキミングの手口はだいたい決まっていて、ATMのカード差し込み口に特殊な機械を設置しカードナンバーなどを読み取るとのこと。
さらに、ATMのどこかにうまいことビデオカメラを設置して撮影し、暗証番号をそこから盗むというのです!
画像にするとこんなかんじです。
海外のATMはカード差し込み口がスケルトンな緑色などでピカピカ光っているものが多いですが、これとそっくりなスキミングできるものをつけるんですって!
また、ビデオカメラは人の目線あたりやボタンを押す上などにうまいこと埋め込むらしいです。
スキミング後に起こること・対応あれこれ
カードが使えなくなる
カードナンバーや暗証番号を全て盗られてしまったカードは、再度使われる可能性が高いためすぐに停止し、使えなくなります。
新しいカードが必要な場合は、違うカードナンバーで再発行という形になります。
[chat face=”unnamed-e1552800686618.png” name=”AYA” align=”left” border=”gray” bg=”none”] これ、めっちゃくちゃ困ります!実際困りました! [/chat]
だって長期旅行でメインのキャッシュカードとして使ってたのにいきなり使えなくなるんだもの…。
日本にいないので、カードを再発行したとしても受け取れないですし。
旅の途中でお金を引き出せなくなるってけっこうきついですよね。
公共料金支払いなどの変更手続きが必要になる
当たり前ですが以前のカードは使えなくなるので、公共料金や携帯電話の支払いなどをクレジットカードで行っている場合は、これらすべてを変更しなければなりません。
これらの作業、地味にめんどくさい。
海外にいるとなると、もっとめんどくさい…。
もし好きイングされたカードが、公共料金などを払っているメインのクレジットカードだったらと思うと、ぞっとします…!
カード会社が保険対応してくれない場合もある!
わたしの場合、スキミングによりカードが不正利用された時に、カード会社の方が「いきなり遠い場所でカードが使われて不自然」と判断し使用をブロックしてくれました。
電話をかけた際の対応もかなり丁寧でしたし、もし被害額があったとしても対応してくれるようでした。
しかし!
不正利用に自分で気づき、カード会社に電話をかけても「暗証番号を取られたそっちが悪い」で片付けられてしまう こともあるようなんです…!
カード会社が対応してくれない場合にすべきこと
世界一周中に同じくスキミング被害にあった方と会い話を聞いたところ、その方は何度電話をかけても全く相手にされなかったそうです。
電話での対応は、「暗証番号が取られてるなんて知ったこっちゃない。そっちの責任でしょ」みたいな感じだったそうで…え…ひ、ひど…!
暗証番号って本来は自分しか知り得ないものなので、こういう対応になるようです。
なので、こう言われてしまうと
「パスポートのスタンプなどで、不正利用された日時にはその場所で利用不可能だったことを証明する」という長期戦に突入します…!
その方も何回も何回も電話をかけ、はじめに電話でやりとりしていた方の上司に取り次いでもらってからやっと真摯に対応してくれたようです。
パスポートの入国スタンプで証明することができ、無事利用された分はかえってきたそうですが、話を聞く限りカード会社の対応は悪いし時間はかかるしで大変だったことが伺えました。
もし万が一スキミングでカードが不正利用されてしまったら、カード会社との戦いになるかもしれません!
覚悟しておきましょう!
スキミング被害に遭わないための対策あれこれ
できるだけ銀行のATMを利用する
これは実際にソニーさんから対策として言われた方法です。
場所によっては難しい場合もありますが、できるだけ銀行やガードマンのいるようなATMを利用する。
逆に言うと、通りの店と店の間にあるような小さなATMは使わないほうがいい、ということです。
[chat face=”6AYA7.jpg” name=”AYA” align=”left” border=”gray” bg=”none”] そのほうが機械やカメラを設置しやすいんだって! [/chat]
ATMなんてどこも同じだと思い、それまでは通りにあるATMもかなり使っていたのですが、この事件の後はできるだけ銀行の中にあるATMを使うようにしています。
暗証番号を打つ手を必ず隠す
これも、絶対にしてください!
もし、暗証番号を隠すためのカバーのようなものがボタン部分についていても、それからさらに手で隠して打ってください。
そのカバーの中にカメラが設置されている可能性があります!
いやはや、わたしこれ全然していなかったんですよね。
先にも書きましたが自分とは無関係だと思っていたので…恥ずかしい…!
フランスのパリでもカード決済する日本人の友人を観察してみましたが、わりと隠してないひとが多い。
危ないですよ!
いつ・どこでやられるか全く見当のつかないものなので、毎回隠しましょう。
わたしは日本でのカード決済時も隠しています。
カード差し込み口・ボタン部分に異物がないか確認する
正直ついていたとしても分かるのか? と自信はありませんでしたが、カード差し込み口の部分をガシャガシャと触って確認 するようにしています。
また、聞いた話ですが、ボタン部分にパソコンのキーボードカバーのようなものを付け、なんの数字を打ったか判断する という手口もあるようで、そういったカバーがついていないかも確認しています。
使用後にめちゃくちゃにボタンを押して、わたしが何を打ったかわからなくする ようにもしています。
効果があるのかわからないけど、もう今はとにかくスキミングが怖いので…!
カードを複数枚持つ
これは直接の被害の対策とは言えませんが、もしカードがスキミングされてしまった時に1枚しか持っていなかったのなら大変です。
クレジット機能・キャッシング機能のついたカードを最低でも2枚持っているといいと思います。
わたしはクレジットカード3枚・キャッシュカード2枚を持って旅していました。
いまは短期旅行であれば、海外キャッシング可能なクレジットカードを3枚持って行っています。
現金を持つ
これもカードがスキミングされてしまった場合ですが、長期旅行だと現金はある程度持って旅したほうが絶対にいいです。
わたしは日本円3万円ぶんと、ドル紙幣を100〜500ドルほど持ち歩いていました。
スキミングだけでなくなんらかの都合でカードが使えないということもありますし、(実際にカード会社のメンテナンスでキャッシング機能がストップしたこともありました)何かあった時のためにぜったいに必要だとおもいます。
スキミング防止の財布やケースを利用する
ATMでデータを盗られるともうどうしようもないのですが、特殊な機械を使ってATM操作以外のシチュエーションでカード情報を盗まれる場合もあるようです。
[chat face=”unnamed-e1552800686618.png” name=”AYA” align=”left” border=”gray” bg=”none”]こわすぎますね…![/chat]
わたしはそういった場合も考慮して、世界一周中はスキミング防止のお財布とパスポートケースを使用していました。
防犯対策と合わせて検討をおすすめします!
まとめとおしまい
海外に行くと、日本の常識では考えられないようなことがたくさん起こります。
スキミングもそのひとつ。
被害額が少なければまだいいですが、何十万もの被害にあった友人もいます。
この記事を読んで、この先スキミング被害に遭う人がひとりでも減りますように…!
世界一周中に遭遇したバストラブルまとめの記事も書いています。
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みなさんの旅がいいものになりますように。
最後まで読んでくださってありがとうございました。AYAでした。