こんにちは、AYA(@ponvoyage)です。
突然ですが、ポーランドの南西部に位置するヴロツワフという街を知っていますか? ポーランドといえば首都ワルシャワやアウシュビッツ強制収容所への経由地クラクフが有名ですが、ここヴロツワフにはなんと、300人もの「小人」が住んでいるんです!
…え?こびと…?なにそれ、どういうこと!?と思っている方がほとんどだと思います。
今回はヴロツワフでたくさんの「こびと」に会ってきたので、その様子をお届けします!
ヴロツワフの場所とアクセス
ヴロツワフは、ドイツやチェコとの国境にも近い、ポーランドの南西部に位置する街。
わたしはウクライナからポーランドに入り、そのままクラクフ→ヴロツワフ→ポズナン→ワルシャワと周遊しました。ポーランド国内は「ポルスキバス」という格安バスが走っていて、価格も安いのでほとんどそれで移動しました!
【各都市からの所要時間】
ワルシャワ→ヴロツワフ:飛行機で約1時間
クラクフ→ヴロツワフ:バスで3〜4時間
ポズナン→ヴロツワフ:約2時間半
ドレスデン(ドイツ)→ヴロツワフ:電車で約3時間
プラハ(チェコ)→ヴロツワフ:バスで約5〜6時間
ヴロツワフの旧市街が可愛すぎる!
わたしはクラクフからポルスキバスで移動し、鉄道駅の横でおりました。ヴロツワフ中央駅から歩くこと約20分、こんなに可愛らしい旧市街にやってきましたよ!旧市街広場には、こんなにもカラフルで可愛らしい建物がずらりと並んでいて、思わずシャッターをたくさん切ってしまいました。
ポーランド、と聞くとあまりどんな国なのかイメージできない方も多いと思うのですが、こんなふうに色とりどりの建物が多く、歩くだけで元気になれちゃうんです。最近はポーランドがとってもインスタ映えすると、インスタ女子の間でも注目されてきています。
街にいるたくさんの「小人」をご紹介!
ヴロツワフのお楽しみは、ここからです。なんでも300人もの小人が住んでいる、との情報を聞いてきましたが、いったいどういうことなのか…あ!
さっそく発見しました!
道のすみっこで、大きな本をひろげて休んでいる子に出会いました。大きさは、ほんの30センチくらい。会っちゃった!こびとに会っちゃった!わーーーい!
しばらく歩くと、また別の小人に出会いました。
何か渡そうとしてくれています。思わず受け取る手を差し出してしまいそう。 なんなの、この可愛さ。
あ、また見つけた!
わーい!と走り出して、なんだかとっても嬉しそう。テストの点でもよかったかな。
カラフルな旧市街とのコラボレーションが可愛らしい小人
こんなふうに、街を歩いているといろいろなところで小人に会うことができます。
小人たちがヴロツワフに住むようになった理由
街を歩いているといろいろな場所で出会える可愛らしい小人たち。笑っていたり、怒っていたり、しょんぼりしていたり、その表情もさまざまです。でも、どうしてこんなにたくさんの小人たちが住むようになったのでしょう?
その理由としては諸説あるようですが、1980年代のポーランド政党が、当時の共産主義政治に対してのデモ活動のため、風刺的にヴロツワフ旧市街に小人を設置したことが始まりと言われています。
その後しばらくは増えなかったこびとですが、2001年の夏に芸術大学の学生たちによるプロジェクトのため、新たな小人が街に設置されました。このことをきっかけに、ヴロツワフの街には小人がどんどん増えていきます。今では、その土地のオーナーであれば、自由に設置できるようになったので、歩いているとたくさんの小人に出会うことができるんです。そのため、彼らは毎年増え続けているそうです。
小人には一人ひとりに名前や職業・役割がある
300人ほどいると言われているこびとたちは、一人ひとり名前や職業・役割、そして伝説を持っているそうです。
例えば、こんなふうにプレゼントを持っていたり。
二人で歌を披露していたり。
ポーランド名物、ピエロギ屋さんの前には「おいしいから食べていきなよ」とでも言ってそうな、ピエロギを持った小人もいましたよ!(フォークが折れてしまったようです)
みんなそれぞれいろいろなことをしているので、つい観察したり、角度を変えて何枚も写真を撮ってしまいます。
噂によると、40人はいまでも成長しているそうです。どこがどんなふうに成長しているのか、とっても気になります…!
小人マップを使って探しに行こう
300人ものこびとを、あてもなく探すのは容易いことではありません。そんな時に便利なのが観光客向けに作られた小人マップ。街のおみやげ屋さんや観光案内所で購入できます。街のどの場所にどんな小人がいるのか詳細に記載されているので、とってもわかりやすく、この地図を片手に小人探しや、観光するのがオススメです。
おみやげにこびとのマグネットも忘れずに!
街のおみやげ屋さんには、とっても可愛らしいこびとのマグネットがずらり!ぜひ旅の記念として買って帰ってほしいです。わたしも緑の帽子のこびとを連れて帰りました!
おしまい
いかがでしたでしょうか? 他の街にはない、変わったアクティビティ「小人探し」が楽しめるヴロツワフ。ここに載せたこびとは本当に一部なので、ぜひポーランドへご旅行の際は、ヴロツワフでこびと探しをしてみませんか?カラフルな旧市街も、歩くだけでとっても楽しいですよ〜っ!
みなさんの旅がいいものになりますように。最後まで読んでくださってありがとうございました。AYAでした。
バイバイ!
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