こんにちは、AYA(@ponvoyage)です。
もうだいぶ昔の話になるのですが、フランスのパリ郊外にワーホリビザで滞在し、オペアという仕事をしていました。
オペアは住み込みベビーシッターをしながらおこづかいをもらって海外で生活することができるプログラムです。
- オペアの仕事は具体的にどんなことをするの?
- 1日の流れはどんな感じ?
- 自由時間や休みはあるの?
この記事では、わたしの経験をもとにこのようなことについてご紹介したいとおもいます!
オペアをした国と場所
フランス・パリの郊外でオペアをしていました。
家からパリ市内まではバスと電車で30分ほど!
[chat face=”6AYA5.png” name=”AYA” align=”left” border=”gray” bg=”none”] だれもが一度は憧れるパリに、少ない資金で住むことができてほんとうにラッキー![/chat]
しかも、住んだ場所は富裕層が多く住む高級住宅街だったこともあり、治安もばつぐんに良かったです!
ホストファミリーについて
パパがフランス人・ママがアメリカ人の仏米家庭。
子どもは3人で、8歳の男の子・5歳の男の子・3歳の男の子。
ここの家庭は日本とのハーフではありませんが、パパの仕事の都合で日本に住んでいた経験があり、子どもが日本語を話すので忘れないように日本語力をキープしてほしい、とのことで日本人オペアを希望していてマッチしました。
こんなこともあるんですねぇ。
日本人オペアがもうひとりいた
ちなみにですが、はじめの半年間はもうひとりの日本人オペアさんがいました。
子どもが多く送り迎えがひとりでは困難だったこと、一番下の子が学校に行っておらずまる1日一緒にいなければいけないため、ふたりのオペアを雇っていました。
お仕事の具体的な内容
- 子どもたちが2ヶ所の学校に通っていたのでそれの送り迎え
- ランチを作り、お昼に学校に迎えに行って食べさせて、また学校に送る
- 車で習い事の送り迎え
- 一番下の子とひたすらあそぶ
- ママが遅くなる日は、ディナーを作り食べさせて寝かしつけ
- 日本語で話しかけ、教材などを用いて日本語を教える
というのは、わたしの仕事内容でした。
作って食べさせていたランチはこんなかんじ。
可愛くできたやつなので見せたいだけで、ふだんからこんなものは作っていません(笑)。
お野菜とチーズをオリーブオイルで和えたものやおにぎりなどが食べが良かったので、よく作っていました。
ある日の1日の流れ
曜日によっていろいろでしたが、普通の日の流れはこんなかんじでした。
[timeline title=””]
[ti label=”8:00〜8:30″ title=””]子どもたちを学校に送っていく
自由時間[/ti]
[ti label=”10:30″ title=””]ランチ作り[/ti]
[ti label=”11:15〜12:00″ title=””]子どもたちを迎えに行く
家に帰りランチタイム[/ti]
[ti label=”〜13:00″ title=””]食後は子どもたちと少しあそぶ
再び学校に送る
そのあとは自由時間[/ti]
[ti label=”16:00〜18:00″ title=””]子どもたちお迎え
帰ってきて一緒にあそぶ
日本語の勉強[/ti]
[ti label=”18:00″ title=””]仕事終了
いっしょにディナー[/ti]
[/timeline]
基本的な仕事の時間帯は8:00〜18:00でした。
いちばん下の男の子(当時3歳)が、わたしがオペアとして働き始めてから半年間はまだ小さく幼稚園が始まっていなかったので、上のふたりを学校に送ったあと、家や公園で遊んでいました。
また、習い事の日・上のふたりが別々の学校に通う曜日もあったので、これとはまたがらっと変わったスケジュールで行動していました。
なぜ送り迎えが必要なのか
日本では、小学校にあがるとひとりで学校へ行くのが普通ですよね。
でも、フランスではぜったいにだめなんです!
11歳くらい(はっきりとは決まっていないようです)まで、両親もしくはオペア・ベビーシッターが送り迎えをすることが義務付けられています。
誘拐など危ない目にあわないようにするためです。
[chat face=”unnamed-e1552800686618.png” name=”AYA” align=”left” border=”gray” bg=”none”]そう考えたら、日本だって最近は物騒な事件多いし、怖いよね…[/chat]
日本語の勉強と日本文化に触れる体験が必須だった
日本語教育
子どもたちの両親からは、「日本語を教えてほしい」とお願いされていました。
これがもう…幼稚園教諭だったわたしに寄せる両親からの期待が大きすぎたこともあり、とっても難しくて。
いろいろ工夫して、キャラクターもののワークブックをやったり、日本語の本を読んだりできるだけ日本語に触れられるようにはしていました。
が、両親の大きな期待とは裏腹に子どもたちは「日本語を学びたい」という意欲はあまりなく、日本への興味もさしてないように見えたので、日本語の勉強はちょっと苦痛そうでしたね…。
わたしはやりたくないことをやらせても伸びないと考えているので、勉強の提案をしてイヤと断られたらそれ以上はもう強要しないというポリシーで子どもたちと関わっていました。
子どもたちの意思を最優先させ、無理のない範囲で日本語に関わることができるよう工夫していましたが、お勉強をさせないわたしに対して両親はちょっぴり不服そうでした。
ただ、このような家庭はものすごく特殊で、あそびも見守るだけでいいと考えているファミリーがほとんどだとはおもいます。
日本の文化や日常に触れる体験
ワークブックなどを使った日本語教育は続きませんでしたが、日本の文化や食べ物などには触れ親しんでほしいと思い、いろいろ工夫していました。
たとえば、 ランチに手巻き寿司をしたり。
[chat face=”6AYA8.jpg” name=”AYA” align=”left” border=”gray” bg=”none”] ツナが人気でしたよ![/chat]
日本の行事を知ってほしかったので、子どもの日のディナータイムに飾り付けもしました。
親子で過ごす時間が全然ないから、もっと親子で触れ合ってほしい!という思いもこめて、節分の日はパパが帰ってきてからみんなで豆まき。
みんな楽しんでいて、ほんとうにいい思い出!
お昼は、恵方巻きも食べました。
ちゃんと恵方巻きの意味を説明し、恵方を向いて無言で…シュール(笑)。
ひなまつりは、ちよ紙を使って家族みんなのおひなさま作りをしました。
ふだんのあそびも工作やクッキングを取り入れた
ただあそぶだけだとマンネリになってしまうのと、子どもたちがなにかを作ることがだいすきだったので、工作やクッキングはよくやりました。
工作
落ち葉をひろってきて紙にはりつけ、アート製作。
それぞれ味があっておもしろいですよね。
いっしょにバスに乗ってお買い物。
バスを待つふたりがかわいい。
マルシェでこっそりクレープを食べ、文房具屋さんで画用紙を買い、ハロウィンのハット作り。
雪が降った時は、絵の具で色をつけてあそびました。
他にも、ツリーを作ったり、花紙で桜の木を作ったり、手形アートもしました!
クッキング
子どもがお料理にわくわくするのは、万国共通!
日本の味・しらたまだんごづくり。
わたしが食べたいだけのバナナマフィンづくりをいっしょに。
ハロウィンにはスパイダークッキーサンドづくり。
ほかにも、バナナとアイスでかたつむりデザートを作ったり、お菓子のおうち、おにぎりもいっしょに握りました!
まとめとおしまい
オペアのお仕事内容や1日の流れについてご紹介しました。わたしがオペアをしていた家庭は習い事や両親からの要望も多く、かなり忙しいほうだったとおもいます。
わたしの友人もオペア留学をしていますが、食事の準備と子どもの送り迎えのみ、遊びも見守るだけで楽そうでいいな〜とおもっています(笑)。
ファミリーによって仕事の内容はかなり変わってきますので、事前によく確認しておくといいとおもいます!
この記事でオペアに少しでも興味を持ってくれたら嬉しいです。
みなさんの旅がいいものになりますように。
最後まで読んでくださってありがとうございました。AYAでした。