こんにちは、AYA(@ponvoyage)です。
わたしはもう何年も前になるのですがフランスで1年間くらしていました。
その時に知ったのですが、フランスでは5月1日は祝日(メーデー)です。
そしてもうひとつ、この日は大切なひとにすずらんの花をプレゼントする日なんです。
[chat face=”6AYA5.png” name=”AYA” align=”left” border=”gray” bg=”none”]わたしは今年も買って帰ってきました! [/chat]
どんな日なのかくわしく説明していきますね。
ミュゲの日=大切な人やお世話になっている人にすずらんを贈る日
5月1日はミュゲの日と言って、大切な人にすずらんの花を贈る日です。
すずらんの花言葉は「幸せの再訪」で、すずらんの花を贈られた人には幸福が訪れると言われているそうです。
誰かを想ってすずらんの花を贈る、とっても素敵な習慣ですよね。
では、なぜすずらんを贈るようになったのでしょう?
すずらんの花を贈るようになった起源は遠いむかし。
昔むかしの5月1日に、フランスの王様が幸福をもたらす花としてすずらんを受け取り、それがお気に召したようで宮廷のご婦人たちに毎年贈ることにしたんだそうです。
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な〜るほど!遠い昔からの習慣なんだね![/chat]
日本のお花屋さんでも、ここ数年はよくすずらんの小さなブーケや鉢植えを見かけるようになりました。
すずらんって見た目も可愛いし、とてもいい香りがするんですよね。
もらっても嬉しいし、誰かのためを想って持って帰るときも、いい匂いですごく幸せな気持ちになります。
ほかにも、「すずらん」の花を贈るのは「春が来たよ」の意味もこめられているそうです。
メーデー(労働祭)なので、お花屋さんは閉まっています
この日は偶然にもメーデー(労働祭)でほとんどのお店が閉まるので、もちろんお花屋さんも閉まっています。
(ちなみにメーデーとすずらんを贈ることは全く関係がないようです。)
なので、この日は街に個人ですずらんを売る人が現れます!
自分で育てたすずらん(買ったものは禁止なようです)なら、この日だけは許可なしで個人的に売ることができるんだそうです。
5月1日の朝に、パリ郊外のChâteau de Saint-Germain-en-Laye(サンジェルマンアンレー城)の前ですずらんを売る男性。
この日は祝日ですが、あちこちでマルシェ(市場)なども開かれるためそこにもすずらんが並んでいました。
5月1日はメーデー(労働祭)です
メーデー、…はて、なんでしょう?ピンとこない人も多いかもしれません。
メーデーとは、簡単に言うと労働の祝日(Fête du travail)で、労働者の権利を訴える日です。
労働祭、というと、日本の勤労感謝の日のようなものかな?と思いましたし、あながち間違いではないかもしれませんが、パリでは大規模な労働者たちのデモなども行われていました。
この日のフランスは、基本的にカフェやレストランなんかも閉まっています(もしかしたら、観光地であるシャンゼリゼ通りなんかは開いているかもしれませんが…)。
[chat face=”6AYA5.png” name=”AYA” align=”left” border=”gray” bg=”none”] この日の時期にフランス旅行をされる方は気をつけてくださいね![/chat]
おしまい
自分の大切な人、愛する人の幸せを願ってすずらんを贈る…なんだか素敵な風習ですよね♡
この記事を読んでくれている方も、のんびりはできないかもしれませんが、今年は大切な方にすずらんを贈ってみてはいかがでしょうか?
みなさんのまいにちがいいものになりますように。
最後まで読んでくださってありがとうございました。AYAでした。
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